ピッチングジャンキー
【寸評】
トルネードのような腰を捻るサイドスローの右腕。
1年先発として働いた年は38登板、18勝8敗8H 防御2.31 投球回数255·2/3回 奪三振数291
だがこの化け物は最初から君臨した訳でない。
高校は無名でムチのようしなる右腕から上手投げで高校で161キロを記録したが、コントロールが悪い。
【狂った暴れ馬】と呼ばれるが、球の速さからドラフト下位で指名される。
プロ3年間で一軍登板0。
ストライクが入らず、無尽蔵のスタミナと疲労回復の早さは宝の持ち腐れであった。
プロ4年目に腕の振りを抑えて制球力を重視で、一軍出場を果たすが、メッキが直ぐに剥がれ3回6失点…
中継ぎでは力強さを重視させるが、一つもアウトが取れずに3四死球。
19球投げてストライク判定は1球のみ。
彼を変えたのは新任の投手コーチからのサイドスロー転向案だった。
解説者時代から彼がサイドスロー向きだと考えたのだ。
だがそれは球速を落とす事になる。
天から与えられた才を捨てるか、投手としての執念を取るか…
彼に迷いはなかった。
秋季キャンプからサイドスローに取り組むと内外に投げ分けられた。
彼にはそれで十分であった。
オープン戦で結果を残し、中継ぎとして敗戦処理から経験を重ね、ローテの谷間での先発を務めると初完投を完封で決める。
8月から先発で6勝、3試合を完投した。
そして6年目…最初に記した数字を叩き出す。
8月後半からは中4日でローテの柱と谷間もこなし、シーズン終盤には中継ぎ登板までする投球中毒であった。
フォーム変更前は最速164キロ、サイド転向で153キロまで落ちたが、微妙に変化する直球となり捉えづらくなる。
与四球率は5.17と奪三振率は10.24と三振か四球という投手である。
変化球のスライダーとシンカーはサイドになってキレが増し、ストライクゾーンからボールに急激に逃げる抜群の変化をした。
フィールディングは下手で、3打席連続でセーフティーバントを決められた事もある。
クイックには無頓着であり、「ホームに返さなければいい」という考えで捕手を呆れさせている。
四球が多い為、守備時間が長く野手はリズムを作りにくい。
【査定について】
コントロール 荒れ球 四球
「与四球率は5.17」という記述から。
ナチュラルシュート
「微妙に変化する直球となり捉えづらくなる。」
という記述から。
回復A ケガしにくさB
「8月後半からは中4日でローテの柱と谷間もこなし、シーズン終盤には中継ぎ登板までする投球中毒であった」
という記述から。
クイックG
「クイックには無頓着であり、ホームに返さなければいい」という考えで捕手を呆れさせている。」
という記述から
走力 守備力 捕球
「フィールディングは下手で、3打席連続でセーフティーバントを決められた事もある。」
という記述から。
対ピンチB
「ホームに返さなければいい」という考えで捕手を呆れさせている」
という記述から。クイックGの補完として。
【筆者の一言】
リクエスト案件。気が向いたらサイド転向前ver.も作ろうかな。
リクエストはこちらまで↓
漆さんLOVEのお題箱 (@URSIHALOVE) | お題箱
参考資料