大剣を振り回す切り込み隊長
【寸評】
【大剣を振り回す切り込み隊長】
一番バッターが獲得するタイトルは何か…首位打者、最高出塁率、盗塁王…ここらを獲得すればトップバッターとして誉れであろう。
だが彼が獲得したタイトルは本塁打王
高校から社会人と進み、外野手不足のチームからドラフト5位で指名。
社会人時代は中距離左打者であった。
だが、身体が固く内角を捌けずバットに当たらないし、当たってもどん詰まり…
コーチは
「足は速いけど注目しなかった。でも練習の量は凄かった。止めないと本当に夜まで練習してたよ。」
コーチと二人三脚で毎日400~500球は打つ。マシンを内角ギリギリに設定して、打席の一番前に立って打つ。
詰まって手が腫れ、マメはつぶれて血まみれになり手が握れなくなる。
25歳という年齢的にも1年目から活躍しなければならなかった。
オープン戦こそ内角に苦労するも、徐々に内角への対応でき思い切りのいい打撃を見せる。
右投手時のスタメンと代打として一軍でリーグ優勝の美酒も味わう。
1年目 率263(198-52) 7本 22打点
2年目はチームの不動の一番バッターがメジャー移籍し後釜に据えられた。
リリーフに絶対的な【三種の神器】と呼ばれたリリーフ陣がいるが先発陣が弱い。
先制する為にも思い切りの良い打撃の彼に切り込み役を任せる。
監督からの「一番という打順は忘れてお前の良さを発揮しろ」
という言葉に触発されフルスイングをする。
率277 42本 84打点 30盗塁
全試合を一番バッターで出場し、ホームラン王の栄誉を勝ち取ることになる。
初球だろうが、追い込まれようがフルスイングする度胸の強さ。
三振数もこのスタイルとして少ないが、積極的な打撃故に四球を選ぶ事も少ない。
放った42本の内、初回先頭打者ホームランは11本、更に初球先頭打者ホームランとなると4本。
一番バッターらしからぬ常にフルスイングでチームに勢いをもたらす。
足は速いが外野守備は平均以下で、主にレフトを守る。
俊足の左打者でもあり盗塁の意識が高いが、フルスイングをする為に内野安打は少ない。
「2番バッターに救われた1年でした。」
【査定について】
チャンスメーカー 無し
「放った42本の内、初回先頭打者ホームランは11本、更に初球先頭打者ホームランとなると4本」
と記述があり、つけるか悩みましたが打撃スタイル的に似合わないと思ったので断念。
初球〇と積極打法 で代用しました。
【筆者の一言】
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参考資料